2011/01/26
ICA – インターナショナル・クラシカル・アーティスツは、イギリス・ロンドンのウォータールーに本拠を置き、世界的な著名アーティストを多く抱え、数多くの演奏会を成功させている業界最大手のマネージメントカンパニーです。
2010年だけでも、スカラ座のアジアツアーや、ゲルギエフとマリリンスキーによるチャイコフスキー・チクルスツアー、ビシュコフ&WDRのツアーなど、非常に精力的な活動を見せています。そのICAがこの2011年1月、業界初となるアーティストマネージメントグループ自ら運営するCD/DVDレーベル「ICA CLASSICS」を設立します。音源はBBC放送やケルンWDR、ボストン交響楽団の過去アーカイブから抽出したもので、一部の音源を除き、そのほとんどが商業リリース初出となります。
ICA CD (日本語帯付き)
カタログ番号: | ICAC-5000 |
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演奏: | ニュー・フィルハーモニア管弦楽団/サー・エイドリアン・ボールト(指揮) |
録音: | ロイヤル・フェスティヴァル・ホール 1967年7月10日…1, 1967年7月13日…2 |
ギレリスのベートーヴェンと言えば、マズアやセルとの共演が知られていますが、この録音は1967年のライブで、その翌年のセルとの第5番(これは稀代の名演とされる)に匹敵するほどの素晴らしい演奏の記録です。タイム誌の批評家、ウィリアム・マンは第3番の演奏会の後に「第1楽章から生気に満ち溢れ、堅固で明瞭な音、そして尊厳に満ち溢れたラルゴ、的確なテンポによる活発なロンド」と大絶賛の記事を書き、他の全ての批評家たちも、このボールトとの演奏に惜しみない称賛を贈ったという名演です。エンジニア、ポール・ベイリーによる、素晴らしいリマスターによるステレオ・サウンドをお楽しみください。
カタログ番号: | ICAC-5001 |
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演奏: | ステファニア・ヴォイトヴィチ(ソプラノ)/アニー・デロリー(アルト)/ケルン放送交響楽団&合 唱団/ウィリアム・スタインバーグ(指揮) |
録音: | 1965年9月10日 ケルン放送 第1ホール |
1933年にケルンで生まれた指揮者、ウィリアム・スタインバーグの「復活」です。ユダヤ系であったため、1933年にフランクフルト歌劇場からの引退を余議なくされ、1936年にパレスチナへ移住し、そこでパレスチナ交響楽団を結成、指揮者を務めます。その後、第二次世界大戦後に欧米の楽団に復帰、さまざまな活動を行いますが、トスカニーニの招きにより、アメリカへ行き、1945年から1954年までバッファロー・フィル、1952年から1976年まではピッツバーク交響楽団の指揮者として活躍、並行してボストン交響楽団とロンドン・フィルハーモニー管弦楽団を指揮するなど、まさに八面六臂の活躍をしました。アメリカでは、マーラーの作品を頻繁に演奏したのですが、録音としては1952年のキャピトル・レコードのための第1番交響曲だけしか知られていませんでした。この「復活」のスタジオ録音は彼の「偉大なるマーラー指揮者」としての足跡を辿る貴重なものです。独唱者には1954年「プラハの春国際音楽コンクール」のソプラノ部門で第1位を獲得したポーランドのソプラノ、ヴォイトヴィチと、オランダの名アルト、デロリーを起用。感動的な歌唱です。
カタログ番号: | ICAC-5002 |
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演奏: | エリザベス・グリュンマー(ソプラノ)…1/ヘルマン・プライ(バリトン)…1/ケルン放送合唱団…1 /ケルン放送交響楽団/オットー・クレンペラー |
録音: | ケルン放送 第1ホール(モノラル録音) 1956年2月20日…1.3、1954年10月25日…2 |
20世紀の偉大なる指揮者の一人、クレンペラーの指揮による「ドイツ・レクイエム」です。クレンペラーのドイツ・レクイエムは、1961年録音のフィルハーモニア管との演奏が超名演として知られていますが、こちらはケルン放送交響楽団との演奏。ソリストには容姿淡麗、高貴なる歌唱が知られるソプラノ、グリュンマーと、稀代の名バリトン、プライを起用。悠然たる合唱も魅力です。ボーナス・トラックとして収録された緊迫感溢れるリハーサルの模様も興味深いところです。もう1曲収録されたモーツァルトのセレナードも生気漲る演奏です。良好な保存状態を保ったオリジナル・テープからのCD化も嬉しいところです。
カタログ番号: | ICAC-5003 |
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演奏: | ケルン放送交響楽団/クリストフ・フォン・ドホナーニ(指揮)…1/アルトゥール・ルービンシュタイン(ピアノ) |
録音: | チューリッヒ 1966年5月23日(ステレオ)…1、オランダ、ナイメーヘン 1963年4月20日(モノラル)…2-6 |
ショパンのスペシャリストとして知られる名ピアニスト、ルービンシュタイン。彼は前半生はヨーロッパで、後半生はアメリカ合衆国で活躍しました。、そんな彼にとってこの1963年の録音は歴史的な重要性を持っています。戦争のため、1914年を最後に決してドイツで演奏することのなかったルービンシュタインですが、戦後になって、このオランダのナイメーヘンで演奏会を開催。もちろんドイツからも多くの聴衆が詰めかけ、大絶賛を送ったのでした。この日のプログラムの前半はメディチ・マスターズ(MM029)として既出、この盤で一夜の演奏会が完全に復元されることとなります。収録曲のメインはブラームスの協奏曲のライヴ録音で、スタジオ録音とは違った自発的で素晴らしい音楽を聴くことができます。こちらも良好に保存されたオリジナル・テープからの復刻です。
カタログ番号: | ICAC-5005 |
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演奏: | BBCノーザン・オーケストラ(現 BBCフィルハーモニック)/クルト・ザンデルリング |
録音: | チューリッヒ 1966年5月23日(ステレオ)…1、オランダ、ナイメーヘン 1963年4月20日(モノラル)…2-6 |
ニューキャッスル シビック・センター 1978年4月21日…1, BBCスタジオ 1982年7月21日…2
☆ブルックナーの交響曲の中でも、ザンデルリンクがとりわけ愛したのが、この第3番です。少なくとも8種類の録音が知られており、この78年のものも名演として語り継がれることでしょう。彼特有の美しい弦の響き、悠然としたテンポ設定、緊密、かつ作為のない自然な音楽の流れに身を浸していると、なぜ彼が、ブルックナーの最高の解釈者の一人として称賛されているのかがわかるような気がします。1982年に行われた約10分間のインタヴューでは、彼自身の経歴から、敬愛するクレンペラーへの惜しみない称賛までが語られます。ポール・ベイリーによる光り輝くようなリマスタリングで。
カタログ番号: | ICAC-5006 |
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演奏: | ヴィオレッタ…マリア・カラス(ソプラノ)/アルフレード…チェーザレ・ヴァレッティ(テノール) /ジョルジョ・ジェルモン…マリオ・ザナッシ(バリトン) 他/コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団&合唱団/ニコラ・レッシーニョ(指揮) |
録音: | ロンドン、コヴェント・ガーデン、ロイヤル・オペラ・ハウス 1958年6月20日(モノラル) ICA・アンビエント・マスタリング・プロセス |
カラス・ファンの間ではおなじみのコヴェント・ガーデンの1958年、カラスの「椿姫」です。彼女における最高のヴィオレッタ歌唱として知られ、幾度もリマスタリングされて様々なレーベルから出されていますが、なかなか納得の行く音では聴くことができなかったというもの。今回、個人蔵の音源をICAの最新リマスタリング技術を用いて、ポール・ベイリーが素晴らしい音質に仕上げました。不必要な残響などを付け加えることなく、リアルな音像を追求しました。彼女の素晴らしい歌声だけでなく全ての共演者、指揮者ともども彼女の迫力に飲まれ、舞台が少しずつ熱を帯びていく様をじっくりとお楽しみいただけることでしょう。
カタログ番号: | ICAC-5007 |
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演奏: | BBC交響楽団…1/フィルハーモニア管弦楽団…2/エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮) |
録音: | ロンドン バービカン・ホール(デジタル・ステレオ) 2002年4月19日…1,1996年6月5日…2 |
スヴェトラーノフの圧倒的名演がここにもあります。この2002年4月のチャイコフスキーの交響曲第1番は彼の死の2カ月前の録音で、ロンドンで開いた最後のコンサートの中の1曲です。以前から非正規盤として流通し、ファンを落涙させていた伝説の名演です。かたや「火の鳥」は今まで公式サイトのみにその存在が記されていた幻のフィルハーモニア管との演奏!ついにここでヴェールを脱ぎます。
カタログ番号: | ICAC-5008 |
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演奏: | ジョルジュ・シフラ(ピアノ) |
録音: | プラハ 1955年(MONO)…1-8, トゥリン 1959年1月22日(モノラル)…ボーナス |
こちらもシフラの知られざる録音です。以前LPとしてリリースされ、その後CDとしての再発はありませんでした。彼のレパートリーとしては珍しいスカルラッティのソナタの何と斬新なこと!彼の最良のテクニックが誇示されています。リストに関しては、何も申し上げることがないでしょう。ボーナス・トラックに収録されたバッハ=リストの「幻想曲とフーガ」も初CD化です。ポール・ベイリーの細心のリマスタリングで、リアルな音がよみがえりました。
ICA DVD (日本語帯付き)
カタログ番号: | ICAD-5009 |
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演奏: | ルドルフ・ケンペ(指揮)/ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団/BBC交響楽団 |
収録: | 1975年8月29日 ロイヤル・アルバート・ホール |
ドヴォルザークの「新世界より」は音のみがBBCLegendsよりリリースされていますが、映像として見ることができる日が来ようとは、誰しも夢にも思わなかったに違いありません。彼の精悍なる指揮姿の何と感動的なこと。全てのプレーヤーに詳細なるガイダンスを与え、曲の全貌を見通し、スコアの全てに潜む美しい旋律に光を当てます。「英雄の生涯」ではR・シュトラウスのオーソリティとして知られる彼らしく、スコアを用いることなく、素晴らしい音楽を紡ぎだしています。「ケンペは現代における危険な誘惑…誇張、捏造を成功裡に回避し、原型を忠実に再現した。」とフィッシャー=ディースカウが絶賛し、またイギリスのプレーヤーたちは、そんな彼のスタイルに大いなる信頼を寄せ、彼と演奏することに絶大なる喜びを見出したのです。
カタログ番号: | ICAD-5010 |
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演奏: | ボザール・トリオ<メンバー>メナヘム・プレスラー(ピアノ)/イシドア・コーエン(ヴァイオリン)/バーナード・グリーンハウス(チェロ) |
収録: | 1978年11月21日&1987年12月13日 エディンバラ シグネット・ライブラリー |
世界的に著名な米国のピアノ三重奏団として知られるボザール・トリオのシューベルトです。1955年に結成時、彼らの最初のコンサートを聴いた指揮者ミュンシュが、「こんなに素晴らしいトリオはコルトー、ティボー、カザルスの演奏以来聴いたことがない」と大絶賛したことで知られています。メンバーは、ヴァイオリンのみ2代目にあたるイシドア・コーエンが担当しています。彼らのレパートリーはとても幅広く、古典から近代曲まで、どれも定評がありますが、とりわけシューベルトの甘やかな解釈は聴き物で、同曲のPHILIPSへの録音でも知られる通り、これらの曲に潜む真実を描き出した演奏は、他の追従を許すことがありません。
カタログ番号: | ICAD-5011 |
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演奏: | サー・ゲオルク・ショルティ(指揮)/ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団 |
収録: | ロイヤル・フェスティヴァル・ホール 1973年2月13日…1, 1979年9月25日…2 |
ショルティのエルガーです。この交響曲第2番は、同夜の演奏曲「コケイン序曲」とともに、聴衆から称賛を浴びました(彼はこの第2交響曲と大変得意としていて、後にロンドン交響楽団の首席指揮者として招聘されるきっかけとなった1975年のコンサートでも、この曲を演奏していました)。ショルティとエルガーは大変相性が良いのか、彼のレコード・プロデューサーの一人であるジェームズ・マリンソンも「ショルティによるエルガーの交響曲は、その新鮮なアプローチと、素晴らしい音響で、彼の最も素晴らしい録音のうちの2つである」とコメントしています。もちろんエニグマも感動的な名演。ショルティ自身も、「私はエルガーを愛していて、中でも「エニグマ」は傑作です」と語っています。快速テンポ、恐るべき集中力、そして輝かしいフィナーレ。まさに最高傑作です。
カタログ番号: | ICAD-5012 |
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演奏: | ダヴィド・オイストラフ(Vn&Va…2)/イーゴリ・オイストラフ(Vn)…1.2/イギリス室内管弦楽団/コリン・デイヴィス(指揮)…1/モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団/イェフディ・メニューイン(指揮)…2/モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団/キリル・コンドラシン(指揮)…3 |
収録: | ロイヤル・フェルティヴァル・ホール 1961年2月18日…1, 1963年2月28日…2, 1963年2月19日…3 |
このDVDは勿論オイストラフが主役ですが、他にも見所はたくさんあります。息子イーゴリとの共演であるバッハとモーツァルトでは、彼の父親としての素顔を垣間見ることができるでしょう。モーツァルトでは彼がヴィオラを弾いています。また、そこで指揮をするメニューインはオイストラフの友人で、またとないコンビネーションを聴かせてくれます(このコンサートの後半プログラムでは、オイストラフの指揮でメニューインがベートーヴェンの協奏曲を奏でたのでした)。ブラームスで指揮棒を執るのはコンドラシン。彼の創り出す巨大で雄大なバックを従え、オイストラフが悠然たるブラームスを奏でます。2人の巨匠の息詰まる戦い、そして紡ぎ出された至福のアダージョ。言葉に尽くせない素晴らしさです。
カタログ番号: | ICAD-5013 |
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演奏: | BBC交響楽団/ジェームズ・ローラン(指揮)…1/ギャリック・オールソン(ピアノ) |
収録: | ロイヤル・アルバート・ホール 1978年7月31日…1, 1974年4月12日…2-4 |
この映像は、1970年のショパン国際ピアノ・コンクールで優勝を飾ったアメリカのピアニスト、ギャリック・オールソンの演奏です。彼はショパン作品全集も録音していましたが、長らく入手困難で、最近ようやく別レーベルから再リリースされたため、人気が再燃の兆しを見せています。この映像の中のショパンとリストは、コンクールの4年後のコンサートを収録したもので、まだ26歳の瑞々しい感性に溢れた力強い演奏を聴くことができます。特にリストの「葬送曲」はあまりの素晴らしさに、リスト嫌いの人もその考えを改めるのではないでしょうか。ブラームスはそのまた4年後の演奏で、これを見れば彼の音楽性が更に円熟を極めたことを確認できるはずです。
カタログ番号: | ICAD-5014 |
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演奏: | ボストン交響楽団/シャルル・ミュンシュ(指揮) |
収録: | ハーヴァード大学 サンダース・シアター 1958年2月4日…1, 1961年10月31日…2, 1958年10月28日…ボーナス |
このミュンシュの時代のボストン交響楽団のコンサートは、なかなか公にされることなく、研究者の間でも「幻」とされてきました。ミュンシュは1955年にボストン交響楽団との公演をテレビで放送、これらは彼の人気を高めるとともに、その後のコンサートの映像収録について、大きな可能性を見出したのです。今回発売の映像は、そんなテレビ放送用のアーカイブを、最先端の技術で復元。歴史上価値あるものとして、お茶の間に届けることに成功したのです。こちらはミュンシュのフランス音楽集です。彼のドビュッシーとラヴェル演奏は、元より高い評価を受けていますが、ここでも、そんな彼の自発性に富み、刺激的な演奏を見ることができるのです。
カタログ番号: | ICAD-5015 |
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演奏: | ボストン交響楽団/シャルル・ミュンシュ(指揮) |
収録: | ハーヴァード大学サンダース・シアター 1960年3月8日…1, 1961年3月14日…2, 1959年4月7日…3 |
こちらは同じシリーズのワーグナー、フランク、フォーレという演目です。ワーグナーでの人間味溢れる幅広い音楽性、定評あるフランクでの堅固な解釈、礼儀正しく、まことに響きの美しいフォーレ、などミュンシュの多彩な魅力をとことん味わえる映像です。
カタログ番号: | ICAD-5016 |
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演奏: | ボストン交響楽団/シャルル・ミュンシュ(指揮) |
収録: | ハーヴァート大学 サンダース・シアター 1960年3月8日…1, 1961年4月18日…2, 1959年11月3日…3 |
こちらはミュンシュのベートーヴェンです。バレエ「プロメテウスの創造物」は彼としては珍しいバレエ音楽の一夜からのプログラムです。第4番の交響曲は明るく楽しく、また炎のように燃えるベートーヴェンを見ることができるでしょう。5番での各楽器が織り成すアンサンブルの見事さと、快速テンポは、まさにミュンシュの真骨頂。当時の評論家たちが大絶賛したわけがよくわかります。
カタログ番号: | ICAD-5017 |
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演奏: | ラファウ・バルトミンスキ(テノール)…1/エヴァ・マルツキ(ヴァイオリン)…1/ポーランド合唱団…1/ヤン・クシシュトフ・ブロヤ(ピアノ)…2/ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団/アントニ・ヴィット(指揮) |
ライヴ収録: | ワルシャワ・フィルハーモニック・ホール 2009年11月19日 |
こちらはICAレーベルの最新映像です。09年の収録で勿論5.1チャンネル対応のスペキュタクラーな音も楽しめます。NAXOSレーベルでのシマノフスキ、ペンデレツキなど一連のポーランドの作品を始めとする膨大なレパートリーを見てもわかるように指揮者アントニ・ヴィトは現代屈指の指揮者の一人として間違うことなき地位を確立していると言えるでしょう。この映像はヴィトが得意とするシマノフスキの交響曲2曲を収録したものです。色彩感溢れる2つの交響曲は神秘的であり、ポーランドの民族性を豊かに反映した作品で第3番はテノール独唱とヴァイオリン独奏を伴い、また第4番ではピアノ独奏を伴うという特異な楽器編成を取っているところも魅力です。ヴィトの入念な演奏は作品に秘められた様々なメッセージが直接届くような真摯なもの。まさにシマノフスキのオーソリティと申せましょう。
カタログ番号: | ICAD-5018 |
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演奏: | モネ交響楽団/ハルトムート・ヘンヒェン(指揮) |
ライヴ収録: | ブリュッセル パレ・ デ・ボザール 2009年9月6日 |
この公演は、モネ交響楽団とヘンヒェンとのマーラー・チクルスの中の1曲です。彼はマーラーとワーグナーの解釈者としてつと有名であり、様々なオーケストラと120以上もの録音を重ね、また研究者として、多くの本を著してもいます。そんな彼の演奏はドラマティックな表現と、斬新な解釈に彩られており、聴き手における既存の「マーラーの6番の概念」を覆してしまうほど強烈な印象を残すものです。